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霰粒腫手術(2歳男児 下眼瞼) #手術動画
08:32
霰粒腫手術(2歳男児 下眼瞼)
まぶたに腫瘤(しこり)ができる霰粒腫の手術動画です。 まぶたが腫れて炎症を起こす『ものもらい』と紛らわしいですが、肉芽腫というかたまりができ、基本的には点眼や軟膏では治らず、治療としては手術が必要と考えています。(小さな霰粒腫で気にならなければ、切開の必要はないと思いますが) 大人の霰粒腫はまぶたへ注射の局所麻酔で手術ができますが、小さいお子さんの場合、局所麻酔だけでは手術は困難です。(そもそも手術室へ入ることすら難しいです、、、) 当院では小さいお子さんの処置は、鎮静剤の内服と笑気麻酔を使い、うとうとした状態で手術室へ入っていただき、まぶたへの注射の麻酔を行なった上で切開を行っています。途中で泣いてしまうこともありますが、うまく鎮静が効いてくれると、全く泣かずに処置を行うことも可能です。泣いてしまったとしても、局所麻酔のみの処置に比べるとだいぶ負担は少ないと感じています。 今回の手術動画のお子さんも全く泣かずに処置を行えました。 小さなお子さんの霰粒腫は『切開できない』とか『切開するには全身麻酔をしなければならない』と言われてしまうことも多いようですが、当院ではこのような方法で、1歳未満の子から年齢にかかわらず、霰粒腫の切開を行っています。 また切開をするとキズが残るとご心配される方も多いですが、うまく切開することでキズはかなりきれいになりますし、霰粒腫が残って瘢痕を作ったり、破裂して跡が残るよりはずっときれいになると思っています。 まぶたにできたできものが治らないとお困りの方はどうぞご相談ください。
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