肝血管腫圧迫で不明瞭
一般的に、エコー検査ではプローブを押し付けるように操作することが多く、
例えば膵臓を見る時消化管を押しのけたり、
下肢静脈の時は血栓を探す時に、血管が潰れるかどうかの確認をしたり。
ところが、意外とありがちなのが、腹部エコーで肝表面近くの嚢胞や血管腫など柔らかなものは深吸気すると見えにくくなったり、エグル様なプローブ操作でも、潰れて見えにくくなります。
深吸気では、おそらく横隔膜に押され潰れるのだと思われ、軽く息を吸う程度にしてもらうと良く見えます。
プローブ操作に関しては、力を抜くと元の形に戻ることがよくあります。
今回の場合は、力を抜くと血管腫であることがわかりますが、押し付けると潰れて石灰化の様に見えてしまいます。