動画29 「アキレス腱断裂の外固定」 福島成欣（虎の門病院整形外科 医長・脊椎センター センター長） 0:04〜アキレス腱断裂のシーネ固定をします 0:09〜患者さんを坐位または仰臥位で膝を伸展させます 0:18〜シーネの長さは足先〜下腿近位部にします 0:27〜シーネを準備しています 1:30〜足関節を最大底屈位にして包帯を巻きます 1:51〜包帯の玉は上にして，巻き幅のは包帯幅の半分程度で固定していきます 2:40〜最大底屈位が保持されるように，シーネが固まるまで抑えます。シーネは3〜5分で固まります 4:00〜このように最大底屈位で固定ができました

動画28 「大本法」 野間未知多（虎の門病院整形外科） 0:04〜踵の骨折を整復します 0:08〜患者さんを腹臥位にして，膝を90°屈曲した姿勢にします 0:14〜膝が床から浮かないように，介助者に大腿を抑えてもらいましょう 0:20〜両手を組んで踵に挟んで，圧迫して内反，外反させながら牽引します 0:30〜この時，脇を閉めるのがコツで圧迫力が増します 0:37〜骨折部に直接外力が加わるので，整復中はとっても痛がりますが，整復後はもとの痛みが明らかに軽減します

動画27 「足関節・中足骨骨折の外固定」 野間未知多（虎の門病院整形外科） 0:04〜足関節骨折または中足骨骨折のシーネの巻き方を解説します。患者さんを坐位または仰臥位にします 0:18〜中足骨骨折の場合は，シーネのサイズは上下2関節を跨げばいいので，足先〜足首までと短くても大丈夫です 0:27〜足関節骨折の場合は，シーネのサイズは足先〜下腿近位部までしっかり長さを取りましょう 0:37〜シーネを準備しています 1:43〜シーネを当てて包帯を末梢から巻き上げます。尖足にならないように，シーネが固まるまで背屈位で抑えます 3:04〜土踏まずがしっかりアーチを作れるようにして，最大背屈位を意識してモールディングをしていきます。3〜5分でシーネは固まります

動画26 「脱臼骨折の整復」 野間未知多（虎の門病院整形外科） 0:04〜足関節後方脱臼の整復 0:06〜足関節の後方脱臼固定の整復をします 0:10〜患者さんを仰臥位にして，膝を屈曲させた状態にします 0:18〜踵と前足部を掴んで牽引します。牽引でベッドから落ちないようにカウンターをかけてもらいましょう 0:29〜牽引だけでも整復した感覚がなければ，掴んだ踵を前方に引き出します。この時，カウンターも後方にかけてもらいましょう 0:41〜最後にX線で整復されているのを確認して終了です 0:46〜足関節外側方脱臼の整復 0:48〜外反してしまった骨折を整復します 0:51〜患者さんを仰臥位にして，膝を屈曲させた状態にします 1:00〜踵と前足部を掴んで牽引します。牽引でベッドから落ちないようにカウンターをかけてもらいましょう 1:06〜牽引だけで整復した感覚がなければ，掴んだ前足部と踵を内反させます 1:12〜内反で良くならない場合，さらに外側を圧迫して直接外力を加えても良いでしょう 1:22〜牽引と徒手整復（内反と外側圧迫）で整復は良好です。しかし，この骨折は牽引をやめると亜脱臼してしまう，不安定型の骨折です 1:27〜手術しない限りは，亜脱臼に戻ってしまします。大まかに整復したら，あとはしっかり外固定して整形外科当番に報告しましょう 1:33〜外固定後のX線像です

動画25 「松葉杖の使い方」 福島成欣（虎の門病院整形外科 医長・脊椎センター センター長） 0:04〜平地での歩き方　①両方の松葉杖を前方に一歩分出します。②一歩出した両方の松葉杖の間に健側の足を出します。 0:13〜松葉杖を使った階段の上り　①階段の前に立ちます。②両松葉杖を地面（下の段）に残し，健側の足を上の段に乗せます。このとき，一度身体と足は上の段，松葉杖のみ下の段となります。③最後に松葉杖を上の段に戻します。 0:24〜松葉杖を使った階段の下り　①階段の前に立ちます。②まず先に松葉杖を下の段に突き，患側を下ろします。③最後に健側の足を下ろします。

動画24 「U-slab固定」 浅井秀明（八潮中央総合病院整形外科 肩関節外科部長） 0:04～シーネを折り返しも含め長めにカットします 0:37～シーネを水（お湯ではすぐ固まってしまいます）で濡らし，タオルを用いてしぼります。 1:16～上腕を包み込むようにしてシーネを当てます。後方の部分は肩にかけるようにして，シーネが落ちてこないようにします 1:26～シーネで上腕を挟みこむようにして，弾性包帯を巻いていきます

動画23 「鎖骨バンドの固定法」 浅井秀明（八潮中央総合病院整形外科 肩関節外科部長） 0:04〜できるだけ患者さんが胸を張った状態で肌着の上から装着してください。たすき掛けのように装着します。

動画22 「挙上法（zero position法）」 浅井秀明（八潮中央総合病院整形外科 肩関節外科部長） 0:04〜仰臥位として，患者の腕を持ち牽引しながらゆっくり軽度屈曲し，外転させていきます。腕の位置がzero positionになったとき，整復されます。 0:11〜介助者に胸郭と肩峰を抑え，カウンターするように指示します。 0:55〜この手技のポイント：整復されないときは腋窩で骨頭を押し上げることにより整復されます。力が入ってしまうと，整復されないので脱力させることが重要です。 1:06〜実際のzero position法（鎮静）

動画21 「Stimson法」 浅井秀明（八潮中央総合病院整形外科 肩関節外科部長） 0:04〜患者さんをベッドもしくはストレッチャーに腹臥位（うつぶせ）で寝かせて患側の腕を垂らします 0:14〜手関節に2.0〜2.5kgの重りをつけ，地面に触れないようにして10〜30分間そのままの状態を維持します。痛みがなくなり，肩が動かせるようになれば，整復されています。 0:39〜この手技のポイント：重りを手関節に吊すことで，決して持たせないようにしてください。重りを握ると，肩関節周囲の筋肉が収縮するために整復されにくくなってしまいます。

動画20 「肘関節脱臼の整復」 小峰彩也香（東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科） 0:04〜痛くないように椅子の背にタオルなどを敷いてから肘を乗せます。2人で整復を行う場合，助手が前腕を牽引し，術者が肘頭を押し込んで整復します。

動画19 「肘内障の整復」 小峰彩也香（東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科） 0:04〜患肢が右手の場合，左手の親指で橈骨頭を触れながら右手で手関節を持って回外させつつ，肘を屈曲させます。クリックを感じ，スムーズに屈曲伸展ができるようになればOKです

動画17 「thumb spicaシーネ」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:04〜遠位手掌皮線に沿ってラインを引く 0:15〜手関節レベルに少し切れ込み 0:29〜チクチクが痛いので端を切ります 0:59〜この部分を親指にかけます 1:05〜2号包帯で遠位から巻きます 1:19〜遠位手掌皮線を意識して巻きます 2:00〜手のアーチを意識してモールディング 2:13〜見た目を綺麗にするためテープを巻きます 2:42〜しっかりと握り込めるか確認します 2:46〜母指IP関節の動きも確認

動画18 「上腕シーネ固定」 小峰彩也香（東京大学医学部附属病院整形外科・脊椎外科） 0:04〜巻く直前にシーネを袋から出し，水に浸します 0:10〜絞ってから，タオルでよく水分をとります 0:34〜上腕から手部の後方にシーネを当てます 0:46〜まず手関節から巻き始め，親指と人差し指の間にも2，3回包帯を通します 0:59〜包帯は半分ずつ重なるようにして，遠位から近位へ巻いていきます。決して引っ張らずに，転がすように巻くのがポイントです 1:23〜固まるまで，肘の角度が変わらないように支えて待ちます

動画16 「thumb spica cast」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:04〜用意するもの 0:09〜ストッキネット　母指を通す切れ込みを開けておきます 0:15〜母指には指包帯を使用します 0:19〜3cmほど切れ込みを入れます 0:26〜切れ込みを内側にして通します 0:32〜親指を通す穴を開けてから綿包帯を巻いていきます 0:48〜ギプスは緩むので綿包帯は薄めに巻きます 1:00〜ギプスを遠位から巻いていきます 1:07〜母指IP関節にかからないように注意します 1:14〜遠位手掌皮線にかからないように注意します 1:30〜私の場合は同じ所を2回巻いて半分ずらして進んでいきます 1:48〜少し余るので戻ります 1:56〜モールディング 1:59〜母指は対立位で固定します 2:03〜手のアーチを意識します 2:12〜前腕は掌背側に手を当て圧迫 2:19〜楕円形の形状を意識します 2:24〜ギプス回旋予防 2:29〜骨間膜の伸長が目的です 2:41〜見た目を綺麗にするためテープを巻きます 2:47〜近位側は幅広のテープ30cmほど 2:57〜遠位手掌皮線を意識します 3:09〜幅狭のテープで30cmくらいの長さが丁度です 3:16〜母指IP関節周りは10cmで丁度です 3:32〜指の動きを確認します

動画15 「ナックルシーネ固定」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:03〜用意するもの 0:10〜固定の肢位は手関節軽度背屈位，MP関節屈曲90°です 0:19〜遠位から包帯を巻きます 1:09〜伸展ブロックシーネです。シーネ内での屈曲と伸展の運動は許可します

動画14 「ナックルキャスト」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:03〜用意するもの 0:10〜ストッキネット　母指を通す穴は1cmの切れ込み 0:24〜綿包帯を巻いていきます 0:46〜水で濡らす前にキャストを12重にします 0:57〜12重だと十分な強度となります 1:09〜水で濡らします 1:15〜12重にした部分を手背から指にかけてあてます 1:22〜残りを手部に巻きます 1:28〜2〜3重でokです 1:33〜手関節はフリーにします 1:43〜MP関節屈曲90°で固めます 2:01〜母指の動きを妨げる部分はトリミングします 2:26〜この後かなり早送りでいきます 2:28〜綿包帯など余分な部分をトリミングしていきます 2:48〜端をきれいにテープで貼っていきます 3:26〜最後はゆっくり指の動きを確認 3:28〜伸展ブロックなっているので 3:33〜ギプス内での屈曲と伸展は自由に行ってもらいます 3:38〜母指と示指でつまみができます

動画13 「アルフェンスシーネ」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:03〜用意するもの 0:08〜軽度過伸展位となるよう端を折り曲げる 0:14〜患者さんの指の長さに合わせカットする 0:21〜角は危ないのでカットする 0:35〜端をテープで覆う 0:45〜DIP関節を過伸展位で保持する 0:54〜DIP関節レベルにテープを巻く 1:01〜強めに巻くことで過伸展位をキープできるが 1:07〜強すぎると皮膚の潰瘍を生じるので注意する 1:15〜基本3本でとめているが 1:23〜外れてしまうこともあるのでガッチリ巻くこともある 1:32〜軽度伸展位を確認する 1:37〜指包帯を装着 1:45〜固定は6週常時固定　2週毎に外来であて直ししている

動画12 「BEギプス」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:03〜用意するもの 0:09〜ストッキネット　母指を通す切れ込みを開けておきます 0:16〜綿包帯を巻いていきます 0:22〜母指を通す穴を開けています 0:32〜ギプスが緩むので綿包帯は薄めに巻きます 0:42〜はじめは二重折から四重折にします 0:47〜遠位から巻きます 0:53〜遠位手掌皮線にかからないように 1:09〜私の場合は同じ所を2回巻いて半分ずらして進んでいきます 1:26〜前腕は掌背側に手を当て圧迫　楕円形を意識 1:45〜遠位手掌皮線にかからないように 1:52〜モールディング 1:59〜手のアーチを意識します 2:09〜前腕は楕円形を意識します 2:21〜トリミング　母指の尺側 2:26〜ギプスの端がチクチクします 2:34〜母指球周りもカットします 2:47〜母指の動きを確認します

動画11 「sugar-tongシーネ」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:03〜こんな形にカットしていきます 0:08〜母指を引っ掛ける部分を残します 0:29〜長さをあわせます 0:36〜掌側はチクチクしないようにカットします 0:51〜水で濡らします 0:56〜絞ります 1:03〜タオルを使ってさらに絞ります 1:07〜3号弾性包帯を遠位から巻いていきます 1:50〜指の動きを確認します

動画10 「手関節掌側シーネ」 樫山尚弘（JR東京総合病院整形外科 医長） 0:03〜こんな形に切ります 0:10〜指の動きを阻害しないように形成します 0:20〜手袋しましょう 0:25〜チクチク当たると痛いので端を切ります 0:34〜遠位手掌皮線にかからないように設置します 0:40〜遠位から包帯を巻いていきます 1:14〜手のアーチを意識してモールディングします 1:29〜指の動きを確認します