ジグザグ切開をご存じですか？形成外科のW形成からヒントを得た切開法です。 ジグザグ切開には審美性に優れるだけでなく、手術操作を良くするなどの機能的なメリットもあります。 ジグザグ切開についてまとめてみたのでぜひご覧下さい。

interval appendectomyについて気になることをまとめました 適切なインターバル、メリットとデメリット、適応などについてです。 急性虫垂炎の標準治療は手術ですが、抗菌薬治療という強力なオプションにより、保存的に良くなる症例が多くなりました。 そこで、その後に急性虫垂炎が再発する心配が出てきます。 それに対して虫垂切除をすべきかどうか悩ましいところです。

高度の癒着や炎症により、Calot三角の剥離が困難な場合は本当に困ります…。 そのまま危険を冒して粘ってみるのかどうするのか… そのような時の対応策として、subtotal cholecystectomy(胆嚢亜全摘)があります。 subtotal cholecystectomyの２つのタイプや、合併症、適応、方法などについての解説です。

ラパコレ(腹腔鏡下胆嚢摘出術)で重要なCVS(critical view of safety ) CVSを確立する手順を中心に、関連する基礎知識をまとめて解説してみました。 安全確実なラパコレの手技確立のためにぜひご覧下さい♪

タイムアウトを行っていますか？ラパコレ(腹腔鏡下胆嚢摘出術)の重大な合併症(胆道損傷や血管損傷など)を避けるために大切な確認事項のまとめです。 確認すべき構造物は、その頭文字をとってB-SAFEとなります。

体験談や対策などがあればぜひコメント欄にて教えて下さい。 ラパコレ(腹腔鏡下胆嚢摘出術)で、最も恐ろしい合併症のひとつが術中胆道損傷です。 比較的稀な合併症ながら、ひとたび起こってしまうと、短期的にも長期的にも困難な状況になることが多いです。 まずは起こりやすいパターンを知ることで、危ない場面での警戒心を高めましょう！

腸閉塞の初期診療において輸液による蘇生は重要な治療のひとつです。 しかし、CT読影や外科・消化器内科などへの引き継ぎなどの繁雑さから、輸液療法が疎かになっていることが非常に多いと感じています。 手術の必要性の有無に関わらず、ぜひとも循環不全からの蘇生を心がけて下さい。 皆さんが心がけているコツなどがあれば、ぜひコメント欄にてシェアして下さい

腸閉塞やイレウスのCT読影は治療方針を決めるためにとっても重要。緊急手術すべきか否かはCT読影によるところが非常に大きい。しかし、そのCT読影が初心者にはとっても難しいですよね(自分も散々苦労しました)。いかに波に乗るようにリズム良く行ったり来たりできるかが大事です。自分なりに役に立ったな、と思うコツをまとめてみましたので、ぜひご覧下さい。他にも良いアイデアがあればコメント欄に書いていただけると嬉しいです！ みんなで絞扼性腸閉塞の見逃しを撲滅しましょう！！

ちょっと苦戦した急性虫垂炎の腹腔鏡下虫垂切除術です。 虫垂周囲の剥離、間膜処理、根部処理と、いずれも一筋縄ではいかない症例でした。なんとか無事に終了したので良かった！苦戦の様をご覧ください。

ちょっと分かりにくかった急性虫垂炎のCTです。やっぱり基本が大事！ 急性虫垂炎の基本的な読影も解説しています。

久しぶりに骨太な急性虫垂炎に出くわしました。Acute on Chronicでフレグモナスな周囲が一塊になった急性虫垂炎でした。根部付近の剥離と根部処理が緊張しました。近日編集版もアップします！

上部直腸から下部の一部までの直腸周囲の剥離です。 ポイントは以下の2点 ・直腸をしっかり引き抜くこと ・後壁→前壁→左右という原則を守りつつ、全体的にバランスよく剥離していくこと あとは剥離層を正確にトレースしていけば徐々に剥離が進んでいきます。

低位前方切除やS状結腸切除で重要な、DST(Double stapling technique)による吻合の動画です。縫合不全にならないように、慎重で確実な操作を心がけましょう。

S状結腸切除や低位前方切除で重要なパートの１つである外側アプローチの解説です。助手の片手で大きな展開をしてもらいつつ、残りの鉗子で広い剥離層を作ることを意識します。

電気メスによる剥離操作の解説です。基本的な内容ですが、ちょっとしたコツがあります。電気メスも鉗子の１つとして有効活用できるとカッコよく剥離操作を進められますね。

S状結腸切除や低位前方切除で重要な直腸間膜の処理の解説です。 意外と出血しやすかったりして難しいシーンです。うまく直腸壁と間膜との隙間を広げることがポイントです。

切除不能直腸癌で腹腔鏡下にストマ造設を行いました。横行結腸ストマです。侵襲の少ない手術で、早期に化学療法に繋げやすくなるなどのメリットがある術式です。

腸閉塞のCT読影では、腸間膜の局所的なうっ血を探すと絞扼の鑑別に役立ちます！ 腸管を花に、血管を茎に見立てて、収束した腸間膜と拡張した腸管を花束に例えることを、Flower Bouque sign（フラワーブーケサイン）と呼びます。局所的な鬱血は、絞扼を示唆する感度や特異度の比較的高い重要な所見なので見逃さないようにしましょう！

急性胆嚢炎の腹腔鏡下胆嚢摘出術です。抗血小板薬内服中であり、止血のため5ポートでのラパコレを行いました。止血や吸引を助手に任せることができるので相当手術が楽になります。ただし、助手にも一定の技量が要求されるので、その点は要注意です。 5 ports laparoscopic cholecystectomy 5 incisional laparoscopic cholecystectomy

手術の際の腹腔内操作の最初のステップとなる小腸の排除です。 思いっきり頭を下げるとやりやすくなります。 小腸を把持する力加減に慣れるまでがちょっと難しいです。ゆっくりと優しく操作することを心がけることが大切です