今回は新人さん向けの動画です。病因に働き始めたけど、カルテはアルファベットの羅列だし、略語も多いし全然分からんってことないですか？自分もそうだったし、だれしもが通る道だと思います。 なので、新人さんの手助けになるよう、呼吸器内科で見かける略語を厳選しました。以前100選っていうかなりしんどい動画を挙げたので、基本的なものを厳選して10選って形で紹介します。どれも使うものなので、働き始めたところって人は是非ご覧ください。動画の再後には一覧にまとめておきますので、そちらをスクショすればまた見直せます。是非最後までご覧ください。

今回はCOPDの完全講義ということでお話しします。 ※2023年4月時点の情報です。COPDって、国際ガイドラインは毎年発行されたりします。特に治療などは細かい変更がちょいちょいあるので、その点だけご容赦ください。

今回は、COPDを体験しようっていう動画です。みなさん、日々勉強していて、どの病気がどんな症状とか学びますよね。でも、頭で「ふーん、そうかぁ」って理解するより、感覚として実感しておくほうが、今後の病気の内容も頭に入ってきやすくなります。なので今回はCOPDの症状を体験してみます。

カニュラやマスクやリザーバーマスクは慣れてるけど、オキシマスクってちょっとしか見たことないし、イマイチ分からんって人も多いと思います。ただ、いくつかポイントがあるのですが、慣れればそんなに複雑ってものでもありません。この動画では前半でオキシマスクって何か、中盤で使い方、後半で他との使い分け方を解説します。最後までみれば、オキシマスクはばっちりです。ぜひ最後までご覧ください。

こんにちは、呼吸器内科医のひつじです。今日はばち指を解説します。 ばち指って一言で言うなら指が太鼓のばちのように変形した状態ですね。本で読んだことはあっても、実際に見たことないって人も多いんじゃないでしょうか。もしくは、実はばち指の患者さんがいたんだけど、あんまり普段気をつけて見ないからスルーしてしまったってこともあるかもしれません。なので、そもそもばち指に気付くことができるよう、正常との区別のつけ方を3つ紹介します。で、ばち指に気付いただけではどうしたらいいのか分からないですよね。なので、動画の後半ではばち指を見た時に何を考えればいいかも解説します。覚えることは実はそんなに多くないので、サクっとマスターできます。ぜひ最後までご覧ください。 【ポイントを文字起こし】 ・見分け方はこの3つ。1つ目、爪の根本と第一関節の太さを比べる。2つ目。爪と軟部組織の角度を見る。3つ目、人差し指どうしを合わせる。 ・原因疾患は、肺癌、膿胸、悪性胸膜中皮腫、間質性肺炎、心疾患(先天性心疾患など)、肝硬変、炎症性腸疾患などです。 ・原因疾患でのポイントは、まず「ばち指は呼吸器疾患だけじゃない」っていうこと。あと、「COPD単独ではばち指はまれ」っていうことです。

今回は在宅酸素の完全講義ということでお話しします。主に在宅の方ではなく病院に務める人用です。研修医、新人看護師さん、臨床工学士さんなどのコメディカルの方は是非ごらんください。在宅酸素の患者さんに最近関わり始めた、勉強したいけど何を調べたらいいのかって人もいますよね。30分後には内容が全部分かるよう、必要な知識をまとめて解説します。ニュアンスとしては、専門医の一歩手前くらいの知識はつくっていう動画です。昔の自分みたいに苦労している人でも頭にスッと入るように、できるだけ噛み砕いてお話します。 ▼要点のまとめ ・在宅酸素療法の適応基準はSPO2でだいたい90%でした。 ・適応基準になる状態は、高度慢性呼吸不全、肺高血圧症、慢性心不全、チアノーゼ型先天性心疾患、重度の群発頭痛の患者 ・在宅酸素の目的は、呼吸困難の軽減、低酸素血症の改善、QOLの改善、肺高血圧症の予防、生命予後の改善 ・酸素の流量は、安静時、睡眠時、労作時を決めます。労作時の酸素流量は、6分間歩行試験というもので決めます。 ・流量での注意点は、CO2ナルコーシス。在宅酸素を始める前にPaCO2を血液ガスで測定します。PaCO2が高ければ、目標のSpO2は90％程度になります。 ・生活での最も大事な注意点は、火気が厳禁ということ。あと、入浴は可能です。飛行機でも酸素ボンベの持ち込みは可能です。 ・費用は、1割負担なら毎月7,680円、3割負担なら毎月23,040円です。

突然ですが皆さん最近話題のチャットGPTというサービスを知っていますか？こちらはチャット形式でAIが質問や依頼に答えてくれるというサイトです。これがまるで人とチャットをしているみたいで、めちゃくちゃ精度が高いとにかなり話題になっています。 今回は患者の症状を入力することで、ChatGPTが可能性のある疾患を提示してくれるかどうかを検証してみたいと思います。この動画用に架空の症例を作ってみました。自分の専門分野で検証して、2022年2月時点のAIの力を見てみます。一応最初に断っておくんですけど、chatGPTはまだ情報が間違えることも全然あります。なので、目の前の患者さんの診療をするのに、まだchatGPTは使わないでくださいね。

自分も最初は苦しみました。今回は新人さんにむけて人工呼吸器でも最初に出てくる言葉、「PEEP」について解説します。人工呼吸器に出てくる内容なので肺に関わることかと思いきや、実はPEEPって他の臓器にも影響が出ます。特にICUで重症の患者さんを受け持っている場合、患者さんに実はPEEPの影響が出ているかもしれません。しっかりと管理、看護ができるようにしたいですよね。この動画では最初にPEEPって何なのかをおさらいしたあと、全身の影響を5つ紹介します。せっかくなのでクイズ形式にします。最初は分からなくても、なるべく理解しやすいよう説明するので、動画の最後には分かっているようになります。ぜひ最後までご覧ください。

今回は間質性肺炎の完全講義ということでお話しします。間質性肺炎の患者さんに最近関わり始めた、今からしっかり勉強したいって方に向けて、必要な知識をまとめて解説します。ニュアンスとしては、専門医の一歩手前くらいの知識はつくっていう動画です。初心者から一気に中級者以上になれるよう解説します。ただ、間質性肺炎って内容を理解するの、結構難しいんですね。自分も専攻医の時は細かいところが分かってなかったと思います。だからこそ、どこでづまづきやすいかとかもある程度分かります。なので昔の自分みたいに苦労している人でも頭にスッと入るように、できるだけ噛み砕いてお話します。

仕事に活かせる実用書7選。以前、本当にオススメしたい医学書をご紹介しました。今回はちょっと趣を変えます。紹介するのは、医学書ではなく実用書。普通に書店で打ってある本です。本来医学は関係ないんですけど、病院で働いててこれは活かすことができるなぁっていう本を集めました。今日紹介する本で学んだことは、自分もめちゃくちゃ仕事に活かされています。それぞれの書籍のリンクは概要欄に貼ってあるので、気になるって方はそちらからもご覧ください。それでは、さっそく紹介していきます。

みなさん、人工呼吸器って最初はめちゃくちゃ難しいですよね。自分も研修医のころは訳わからなかったです。本を読んでも、分かるような分からないようなって感じでした。今は10年目を超えてある程度分かるようになりました。ただ今振り返ると、自分が初心者のときに分からなかった理由はこれなんじゃないのかって思い当たるのがあります。今日はそこを、初心者に人工呼吸器が難しい最大の理由として紹介します。今人工呼吸器を学びたてで、なかなか理解できないって人の手助けになれば嬉しいです。 【要点を文字起こし】 人工呼吸器が難しい理由は、「メーカーや機種によって呼び名が違う」こと。解決策はモードの核となる内容を理解すること。そして核となる内容とは、モードは「呼吸のタイミング」と「呼吸の量」の組み合わせっていうことでした。

今回は新人さん向けの動画です。ベテラン先生のカルテを見ると、アルファベットの羅列ばかりで全然分からんってことないですか？なので、新人さんの手助けになるよう、呼吸器内科で見かける略語を厳選しました。今回は病気の名前のみ40個、集めました。カルテで見るやつも、会話に出てくるのもあります。ややマニアックなやつもあります。せっかくなのでクイズ形式で行きます。呼吸器病棟で働いてるって人も何問わかるか試してみて下さい。今知らなかったって方も大丈夫。動画の再後には一覧にまとめておきますので、そちらをスクショすればまた見直せます。是非最後までご覧ください。

以前、バッグバルブマスクとジャクソンリースの違いっていう動画をアップしました。どんな構造かとか、どんな場面で使うのかとかをそちらで解説しました。今回は、実際の使い方を解説します。えー、マスクをくちにあてて、バッグをもんだらいいんでしょー、あまい！いや、そんな単純なことないです。いや、もっといろんなポイントがあるんです。ちゃんとしないと、うまく換気できないかもしれないです。なのでポイントをおさえながら、実演での解説をしていきます。ちゃんと理解するため、悪い例といい例で比べてお見せします。

呼吸器内科医のひつじです。インスタで集った質問に答える質問コーナー第3段。1回目が胸腔ドレーン、2回目が人工呼吸器でした。今回3回目、酸素療法に関わる質問に答えていきます。

経口エアウェイは、窒息しそうな患者さんにいれて気道を確保するものですね。新人さんの中にはやったことないから、イメージわかないし苦手意識がある人もいると思います。でも、実は経口エアウェイって手技自体はめっちゃ簡単です。普段日常業務でいろいろこなしているものに比べたら全然簡単です。医師じゃなくても看護師でもできます。手技自体が簡単なのに、窒息のリスクを下げられるんです。できるようになったら得です。この動画ではどんな患者さんに入れるのか、どんな患者さんは入れてはいけないのか、入れ方のポイントを解説します。最後には実演しますので、ぜひ最後まで見て行ってください。 【要点を文字起こし】 適応は、舌根沈下などで気道が閉塞される場合 禁忌は、意識がある、嘔吐の可能性がある、口周辺の外傷がある場合。 入れるときのコツは、90°または180°反転した状態で入れ始めて、半分以上入ってから回転させるってこと。

喘息やCOPDで吸入薬を吸うことがあります。ただ、どの病態にはどの薬っていうのがあったりします。ただ、こういうエビデンスだけで選ぶとうまくいかないんですね。せっかく治療するんだからちゃんとうまくやりたいですよね。なので、動画前半ではエビデンスだけで選ぶと失敗するっていう理由をお話しします。後半では解決策として選び方のコツを6つほど紹介します。最後まで見れば治療をうまくできるようなコツが分かります。前半だけじゃなくて後半もぜひご覧ください。 【要点を文字起こし】 エビデンスだけで選ぶと失敗する理由。結論は、患者さんにとっての吸いやすさという視点が欠けているから。せっかくいろいろ吸入器の種類があるんだから、患者さんに一番吸いやすいものを選びたいですよね。そこで吸入器を選ぶコツを6つ紹介しました。 1つ目は単剤ではなく合剤をなるべく選ぶこと。2つ目は噴霧器かドライパウダーかを意識すること。3つ目は器具をなるべく統一すること。4つ目は吸入の回数をなるべく少なくすること。5つ目はカプセルをセットするタイプか意識すること。6つ目は目の前で吸ってもらうこと。

急性心不全のレントゲンってめっちゃ奥が深くて難しいです。バリエーションも多かったり、他の疾患が併発していたりするんです。だからある程度数をこなさないと所見を判別できないです。慣れが必要です。ただ、この動画を見て下さっている方は、今すぐパッと読めるようになりたいって人が多いですよね。 なので、手っ取り早くある程度のレベルには到達できるように、急性心不全のレントゲン所見を5つパターン化しました。まず、この5つを覚えてください。本当はここから慣れないとなんですけど、まずはここをとっかかりにすると入りやすいです。是非最後までご覧ください。 【要点】 1つ目、白くべったりしている。つまり浸潤影です。2つ目、胸水。3つ目、中心付近に多いButterfly shadow。4つ目、心拡大、5つ目、ポータブルレントゲンでは心臓が大きく見える安いこと。あとは、これらがいろんなバリエーションで出てくるってのが大事です。細菌性肺炎を合併していたり、これら5つの所見が全部一度に見られるわけではなく、見られる所見があったりなかったりです。

呼吸回数を計るの、面倒じゃないですか？だいたい15秒か30秒で測って1分に換算するってのが多いと思います。その間じっと見ているだけですし、あと他のバイタルは機械がやってくれるけど、呼吸回数は人間の測定ですしね。で、自分は7秒で患者さんの呼吸回数を測る裏技をしています。え、普通に測るよりめっちゃ短いけど大丈夫？ってなりません？今日は自分がやっている方法を紹介します。 【ポイントを文字起こし】 結論は、患者さんが2回か3回息をするのをみれば、少なくとも正常範囲なのか、正常を超えているのか、あるいは重症なのか分かるってことです。3秒に1回より早いペースなら頻呼吸、2病に1回より速いペースなら重症です。

以前、バッグバルブマスクとジャクソンリースの違いっていう動画をアップしました。どんな構造かとか、どんな場面で使うのかとかをそちらで解説しました。今回は、ジャクソンリースの実際の使い方を、実演で解説します。バッグバルブマスクは慣れているけど、ジャクソンリースは使ったことないって人も多いと思います。使う機会もバッグバルブマスクに比べて少ないので、よければこの動画を参考にしてみてください。 【要点】 手で呼吸を感じて、患者さんが息を吸えば、それに合わせてバッグを揉むちからを強める。患者さんが息をはけば、それに合わせてバッグを揉むちからを弱めるってことです。人工呼吸器と同じようにPEEPを掛けられるって話です。

悪い方を上に持ってくるだけで、SpO2が良くなるんです。これ、もちろんちゃんとした理由があるんです。理解していると、呼吸の管理や看護にかなり応用できます。特にICUやコロナ患者さんでは使うことが多い知識です。今はクエスチョンマークでも、動画が終わるころには理解できているようにお話ししたいので、ぜひ最期までご覧くださいね。 【要点】 悪い方の肺を上にするとSpO2が上がる理由。分かりやすく言えば、体に渡す酸素が多い場所に、それを受け取る血液も多くなるから。より広い概念として専門用語で表すなら、換気血流比がよくなるからです。